シャンパーニュL.B.N.特集 差別化に!シャルドネの理想の地から生み出されたブラン・ド・ブラン
Le Brun de Neuville(ル・ブルン・ド・ヌヴィル)は、創業1963年「フレッシュ&ドライ」な現代的スタイルのシャンパーニュ。 セザンヌ地区の白亜土壌で栽培されたシャルドネがオリジナリティのある個性を引き出しています。2019年5月に初入荷し、ザ・コンコルド・ワインクラブと渋谷康弘氏ベストワインセレクトのラインナップに加わりました。Le Brun de Neuville(ル・ブルン・ド・ヌヴィル)は少々発音しにくいメゾン名ですので、ぜひ「L.B.N.(エル・ビー・エヌ)」の略称でご愛顧ください。
おすすめポイント ~シャンパーニュLBNの優位性~
- 「ブラン・ド・ブラン」「熟成感がたっぷりと感じられる味わい」のシャンパーニュは、お客様の需要が高い。
- 「エクストラ・ブリュット」かつ「ブラン・ド・ブラン」のシャンパーニュを生産しているメゾンが少ない。
- ブドウ栽培地はシャンパーニュ地方の南のエリア。果実味が豊富で、またお料理に合わせやすい味わい。
アイテム Item
※ベースワインにより、リザーブワインの比率、熟成年数、ドサージュなどの数値は変わります。
L.B.N. コート ブランシュ
シャルドネ100% 5~6年間の瓶内熟成 デカンタアワード銀賞
Le Brun de Neuville Blanc de Blancs Brut
- Grapes:シャルドネ100% 、リザーブワイン 20~25%
- Vinification:ステンレスタンクで発酵、MLFなし
- Ageing:5年~6年
- Dosage:ブリュット、 約8g/l
- Ratings & Medals :
Wine Enthusiast: 90/100
Wine Spectator: 90/100
Gault & Millau 2018: 15/20
Guide Hachette Edition 2017: 2stars
Decanter World Wine Awards 2017 : Silver Medal - TASTING NOTES
外観:明るい緑がかったイエローの美しい色調に、輝く細いデリケートなレースの飾り襟のような気泡が美しく引き立てます。
嗅覚:最初にハシバミの香り、アカシア、ペパーミント、グリーンアップル、アニスのアロマ。空気に触れているとホイップクリーム、レモンピールの香りが現れます。
味覚:しなやかでクリーミーな泡立ちがとろけるように口当たりとして感じられます。純粋なミネラルが広がり、最後にレモンとフルーツの果実の調和のとれた味わいが心地よく余韻に感じられます。 - FOOD PAIRINGS
生の魚介類との相性は申し分なく、白身魚のカルパッチョにエキストラバージンオリーブオイルとレモン風味、ホタテ貝の薄造りキャヴィア添え、生牡蠣と新鮮な魚介類の盛り合わせ(シーフードプラッター)には最適です。また日本料理、特にお刺身との組み合わせが楽しめます。中でも松葉ガニや松茸との組み合わせは格別です。良く冷やして7~10℃でお召し上がりください。
L.B.N. エクストラ・ブリュット
シャルドネ100% 4~5年間の瓶内熟成のエクストラ・ブリュット。シャンパーニュマスターズ銀メダル
容量:750ml
参考価格:8,000 円(税抜)
Le Brun de Neuville Blanc de Blancs Extra Brut
- Grapes:シャルドネ100%、リザーブワイン 15~20%
- Vinification:ステンレスタンクで発酵、MLFあり
- Ageing:4~5年 Dosage:ブリュット、 約4g/l
- Ratings & Medals :
Wine Enthusiast:92/100
IWSC HK 2016:Silver Medal
Champagne Masters 2016 ― Drink Business:Silver Medal - TASTING NOTES
外観:緑がかった輝きのあるイエロー、繊細で鮮やかな気泡があり、爽やかなニュアンスが感じられます。
嗅覚:ヘーゼルナッツとレモンなどの柑橘類の香りがあり、空気に触れた後はアカシアの花、丁字、ヨード、花藻塩、ラズベリー、スズラン、スターアニスの香りが加わります。
味覚:しなやかでさわやかな口当たり、クリーミーでとろける泡立ち、次第に口の中でレモンの酸味とミネラルが純粋に広がっていきます。余韻にそれぞれの要素がハーモニーとなり感じられるでしょう。 - FOOD PAIRINGS
海の幸全般と相性が良いですが、生牡蠣、小エビ、ムール貝のワイン蒸し、舌平目のムニエル、タラのライム風味、すずきの塩焼、シェーブルチーズ、フレッシュフルーツとは最適です。また、グラタンやパスタと気軽に楽しめます。日本料理にも合わせやすく、中でもふぐ料理、鶏の水炊きなどコラーゲンとの組み合わせは申し分ありません。他にもお寿司や天ぷらにも合わせて頂けます。良く冷やして7~10℃でお召し上がりください。
L.B.N. コート・ロゼ
シャルドネとピノ・ノワールをアサンブラージュし、少量の赤ワインを加えて鮮やかな色彩に。パリ品評会金賞受賞
Le Brun de Neuville Tendre Rose
- Grapes:シャルドネ66% 、ピノノワール16%、ピノノワール(赤ワイン)18%、リザーブワイン 15~20%
- Vinification:ステンレスタンクで発酵、MLFなし
- Ageing:3~4年 Dosage:ブリュット、 約9g/l
- Ratings & Medals :
Concours General Agricole de Paris 2018:Gold Medal - TASTING NOTES
外観:おしゃれなロゼ色で、高級感があり、繊細で細かな気泡が泡立ちます。
嗅覚:ラズベリーやイチゴの果実のアロマが感じられ、ゴージャスで調和のとれた香りです。
味覚:口の中で高級感のある滑らかな気泡、酸味がエレガントでバランスが保たれています。ベリーのような甘酸っぱい個性が感じられ、柔軟で豪華な繊細さを余韻に残します。 - FOOD PAIRINGS
生ハム、スモークサーモン、ローストチキンのローズマリー風味、仔牛のカツレツ、白カビのチーズ、ラズベリーパイ、ガトーショコラとの相性は申し分なく、日本料理にも合わせやすいスタイルです。とくにポン酢との相性は良く、カツオのたたきや、しゃぶしゃぶなどの相性は格別です。フカヒレなど広東風 中華料理とも良いハーモニーを奏でます。やや冷やして10~12℃でお召し上がりください。
メゾンについて The House
歴史
150年の歴史を遡り「ル・ブルン家」の歴史が受け継がれています。シャンパーニュ地方のエペルネの南、セザンヌの付近にあるベトン村で誕生しました。 そして1845年、創設者である「ル・ブルン家」の相続人であるマダム・ルヴィエは村の頂上にあるベトン城を所有していました。彼女が家系を継ぎ、そして「ル・ブルン」の名前が現在のシャンパーニュ「ル・ブルン・ド・ヌヴィル」に継承されました。
1963年、ベトン村にブドウ栽培者協同組合が誕生し、シャンパーニュの「ル・ブルン・ド・ヌヴィル」が発足します。創業者はアンドレ・ヴァンディエ氏、ド・ルヴィエ夫妻、そしてセザンヌ地区の26人のブドウ栽培者が共に立ち上げ、その歴史が始まりました。彼らはブドウ畑の仕事に情熱を注いで、共同精神をもって、組合に参加する全員が創業当時の精神を受け継いでいます。現在は170のブドウ栽培者が「ル・ブルン・ド・ヌヴィル」に参加し素晴らしいシャンパンを生み出しています。
テロワール
現在、「ル・ブルン・ド・ヌヴィル」に参加する栽培者組合のブドウ畑総面積は150ヘクタールまで広がりました。
チョーク(石灰質)の大地に広がる「コート・セザンヌ地区」はシャルドネ種の理想の土地と言っても過言ではありません。そして、30年以上にわたってセザンヌの起伏のある石灰質の斜面にシャルドネ種がほぼ独占的に植えられ、現在は全体の88%を占めています。黒ブドウのピノノワール種は11%、そしてムニエ種はわずか1%を占めているに過ぎません。
そして、そのシャルドネ種は「ル・ブルン・ド・ヌヴィル」の本質である「ブラン・ド・ブラン」の基本的なスタイルを形成しています。セザンヌ地区のシャルドネ種によるシャンパーニュ「ブラン・ド・ブラン」は、繊細で優雅なスタイルで、白い花のアロマと柑橘類のシトラスな酸味がありミネラル感を特徴としています。熟成は緩やかに進み、長期熟成に向くシャンパーニュを理想的なスタイルを形成しています。
田中克幸氏の現地リポート Report
コート・ド・セザンヌのシャンパーニュ
シャンパーニュは多くの場合、スタイルや製法の違いに着目される。しかしシャンパーニュに限らずワインの味わいの根幹を形成するのはテロワールである。シャンパーニュ通ならば、生産地域・地区ごとの個性を知った上で正しく使いこなしていきたい。
シャンパーニュの産地大区分は、シャンパーニュ・メゾン組合によれば4つ、モンターニュ・ド・ランス、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ、コート・デ・ブラン、コート・デ・バールである。独立したコート・ド・セザンヌ地域を設けることが多いが、それがこの地の素晴らしいシャンパーニュを知名度的に埋没させている理由であり、このようにコート・デ・ブラン地域の中に含めたほうが消費者には分かりやすい。なぜならアヴィーズやクラマンといったコート・デ・ブランの高名なグラン・クリュの畑と同じく、ここはシャルドネに最適のチョークの丘であり、ワインの味わいも似ているからだ。地図を見ていただければ、セザンヌ地区はコート・デ・ブランの延長線上以外の何ものでもないと分かるだろう。
白亜紀の真っ白なチョーク土壌が何をもたらすかといえば、ピアノ線的に張り詰めたしなやかでいて硬質なミネラル感であり、粒子が見えないきめ細かい質感であり、キリリとした緻密で定規で線を引いたかのような酸であり、清涼感のある抜けのよい香りである。これらはまさに我々がシャンパーニュらしいシャンパーニュに求めたい個性であろう。プロパーなシャンパーニュを求めるなら、注目すべきはチョークである。ゆえにそのチョークがあまり見られないヴァレ・ド・ラ・マルヌや、根本的に異なる地質のコート・ド・バールでは、期待とは違う味になりやすい。なぜ近年セザンヌ地区がプロや通のあいだで注目されているか、もうお分かりだろう。シャンパーニュらしいシャンパーニュでありながら、知名度の低さから需要が少なく、価格が手ごろだからだ。
とはいえセザンヌ地区は狭義のコート・デ・ブラン地区より南にあるため、気温は高い。コート・デ・ブランの北にあるエペルネの年間平均気温10.3度に対して、南にあるトロワは10.5度。これがセザンヌ地区のシャンパーニュに、ふくよかなまるみ、明るい性格、穏やかな酸を付与する。シャルドネの香りの違いとして表現するなら、コート・デ・ブラン地区のレモンやフェンネルといったハーブの冷たい香りに対して、セザンヌ地区ではグレープフルーツやミントといった、清涼感がありつつもより太陽を感じさせる香りとなる。また年間降水量はトロワはエペルネより45ミリ多い。つまり南に行くとワインの質感がよりしっとりしたものになる。
陰陽バランス上、陰に傾くことが多いシリアスなシャンパーニュの中で、セザンヌのワインは陽の味わい。気高い明るさ。背筋を伸ばした飲みやすさ。セザンヌのシャンパーニュの個性を簡単に言うなら、そうなる。
渋谷康弘氏ベストワインセレクト
飲食店専門の注文サイト「カクヤスナビオンライン」にて渋谷康弘氏ベストワインセレクトをご紹介しております。
渋谷氏がワイン産地に赴き、現地で買い付けたファインワイン。ホテル、レストラン、輸入業者など長年にわたり培った渋谷氏の目利きにより厳選されたワインを貴店のご繁盛にご活用ください。
渋谷康弘(しぶや・やすひろ)氏
ヨーロッパでワインを学び、帰国後にインター・コンチネンタルホテルズグループのチーフ・ソムリエとして長年にわたりワインのサービスに携わる。シャネルとフランス三ツ星シェフ、アラン・デュカスのレストラン、「ベージュ・アラン・デュカス東京」の初代総支配人や、ワインのインポーター社長など、長年世界のワイン業界で活躍。現在は、株式会社グランクリュ・ワインカンパニー代表取締役社長、完全会員制 ザ・コンコルド・ワインクラブを主宰する。
当ページに掲載されている内容は、掲載時点での情報です。
20歳未満の飲酒は法律で禁止されています
- 飲酒は20歳になってから。飲酒運転は法律で禁止されています。
- 妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与えるおそれがあります。
- お酒は楽しく、ほどほどに。飲んだ後はリサイクル。
- 20歳以上の年齢であることを確認できない場合には酒類を販売いたしません。
- 20歳未満の飲酒防止のため年齢確認をさせて頂いております。予めご了承ください。
- 販売場の名称及び所在地:株式会社カクヤス 本社第三ビル
東京都北区豊島2-2-8 2階の一部・3階・4階 - 酒類販売管理者の氏名:豊田 秋喜
- 酒類販売管理研修受講年月日:2024年05月19日
- 次回研修の受講期限:2027年04月18日
- 研修実施団体名:(一社)日本ボランタリーチェーン協会